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女性活躍推進座談会
SYMPOSIUM

自己実現した女性二人が語る
企業におけるウーマンソリューションとは

【お話いただいた女性起業家のご紹介】
■ 金城 貞美 様 (左側)
  整理収納アドバイザー&インテリアコーディネーター / 株式会社ベイルインテリア 代表取締役
■ 寺田 有美子 様(右側)
  弁護士 / アーカス総合法律事務所

育児と仕事の相乗効果をキャリアパワーの源に

諌山
働く女性が増え、自己実現したいという女性が増えています。
お二人が今の仕事をされることになった経緯をお聞かせください。
金城さん
大学卒業後、正社員や派遣社員として複数の会社で働いていましたが面白くなくて、ずっと30歳で起業したいと考えながら模索していました。
そんな中で、自分には武器がないと思っていた時に浮かんだのが、住宅メーカーで働いている時に「インテリアコーディネーター」の肩書きをカッコ良く感じた記憶でした。それで勉強して資格を取得したのが27歳の時。
でも出産などがあり、30歳ではまだ起業できずにいました。その頃に気づいたのが「私はワークライフバランスをしっかり取りたいから起業したい」ということ。
要は育児と仕事を両立したかったんですね。
その瞬間から、起業を目指して仕事に取り組めるようになりました。
そして5年前に起業して現在に至ります。
寺田さん
中学生の時、流行していた「なるにはシリーズ」の本から選び出したのが弁護士、医者、外交官の3冊。自分なりにキャリアを形成して、誇りを持てる仕事と考えたのがこの3つだったんでしょうね。その中から自分に合うかどうかを考えた結果、弁護士が目指すべき職業になりました。
人と会って話すのが好きでしたし、理屈っぽくて議論好きでした、から(笑)。
それで大学で法学部に進み、卒業後の3年間の受験勉強を経て司法試験に合格して弁護士になりました。
諌山
お二人ともご自身の夢を実現されていますね!お二人ともお子様がおられますから、
夢を叶えた仕事であっても、育児と仕事の両立ではご苦労されたんじゃないですか?
金城さん
インテリアコーディネーターになって、インテリアショップで販売の仕事をしていました。
子供がいると伝えると、お客さまの心の扉がぱっと開いて信頼していただけるんですよ。
そんなプラスのシーンが数多くあったのに、子どもを持つ母であることがハンデだという意識が心の片隅にありました。
今思えば、子供のせいで負けたくないと考えて、頑張らなくてもいいところまで頑張ってしまっている自分がいた気がします。
諌山
今思えば、私も管理職時代、女性の出産や育児に対して過度に気を遣いすぎていたかもしれません。
金城さん
気を遣われすぎると、逆にいざという時に言い出せないんです。
「最近どう?」って聞かれた方が言いやすいですね。
諌山
なるほど、自然体の対応で良かったんですね。
子供がいるだけで腫れ物に触るような対応をする男性管理職もいると聞きます。
寺田さん
男性社員も小さな子供を持つ方は多いですよね。
つまり、そういった対応は男性社員が育児に参加することが前提になってないんですよね。
女性に対して育児しやすい配慮をすると同時に、男性も当然育児に参加するものだ、という意識が普通の世の中にしなければなりません。
また、育児と仕事の両立は、相乗効果でどちらも良くなるはず。
仕事は育児に良い影響を与えますし、その逆も必ずあります。
諌山
仕事と育児の相乗効果ということで、寺田先生にお持ちいただいたものがあります。
寺田さん
当時幼稚園に通っていた子供が作ってくれた絵本です。この頃、仕事の出張に子どもを連れて行っていました。週末一緒に過ごすにはこの方法しかなくて……。
それを子供がどう捉えているか私の中でモヤモヤしていたんですが、絵本を見て子供はかけがえのない思い出だと感じてくれているんだな、と。うれしかったですね。
金城さん
時間の長さじゃなくて質ですよね。きっと上質な時間だったんでしょうね。
寺田さん
そう。弁護士3年目の時に妊娠したのですが、ほとんど休まなかった。
一番脂がのって仕事が面白い時期でしたし、売上げでも同期に負けたくなかった。
周囲が気を遣って、休まなくていいのかと聞いてくれました。半分うれしいけど、半分は子供のために十分時間を取れない親は悪い親なんじゃないか、というプレッシャーを感じていましたね。
金城さん
私も保育所から仕事場行く時、涙を流して電車に乗ったことがあります。
寺田さん
母親って、子供に悪いことをしているんじゃないかと思うほどつらいことはないんです。
でも、ある方から「子供と過ごす時間は、量ではなく質が大切」と言われて救われました。
金城さん
私は、楽しい育児の時間を削って仕事をしている限り、仕事は育児以上に楽しくないとダメだと思ってやってきました。
寺田さん
そう!楽しくないということは、そこでは十分に力を発揮できない、あるいは、自分の力はそこで求められているものとフィットしない、という場合もあります。
私もそうしてステップを踏み、今は起業してやっています。
諌山
お二人とも自己実現されていますね!

女性のキャリアパワーは、無限大の可能性

諌山
続いて、働く女性が持っているキャリアパワーについて語っていただきたいと思います。
金城さん
女性と男性って考え方が違うと思うんですね。
男性と女性、双方の考え方があってこそ企業はうまくいくもの。
例えば、男性には言えないちょっとした思いやりの言葉を掛けられるのは女性です。
女性は女性らしい部分で仕事をすれば、会社にとって男性に負けずとも劣らないパワーになるんじゃないでしょうか。
寺田さん
弁護士の世界もまだまだ男性の方が多く、会社顧問や企業法務は男性に……と、お客様から希望されるケースもあると聞きます。
でも、多くの企業にとって、お客さまは男女両方でしょうから、マネジメントにも多様な視点を取り入れる発想を持って欲しいですね。
法務の分野においても、男女両方の思考を生かして仕事や事業を進めていく方が、これまで以上に可能性は広がると思います。
金城さん
よく女性の社会進出と言われますが、この言葉って差別じゃなくても区別されている感じがします。企業に女性役員が必ずいる必要はないはず。
それよりも大切なのは、女性の力が発揮できる仕組みや環境、周囲のサポートを整えることだと思います。

キャリアパワーが、女性自身の未来を守る

諌山
企業側も女性のキャリアパワーを企業の中で育成、活用して欲しいと思うのですが、働く女性の3人に1人は専業主婦をしたいと答えているそうです。
しかし、世帯年収が高い女性ほど専業主婦をしたくないと答える割合が高いそうですよ。
金城さん
小学生や中学生ぐらいの子供を持つ女性から、働きたいという話を聞きます。
結婚や育児で手放したキャリアを取り戻したい、と。
寺田さん
弁護士の立場から言わせていただくと、専業主婦はリスクの高い仕事かもしれません。
理由としては離婚率の高まりがあります。専業主婦のため、離婚後の収入に不安を感じて離婚を躊躇する女性は少なくありません。
そうじゃなくても、収入を一方に頼るのはリスクがありますし、自分のキャリアを継続しておけば、人生の中で選択肢が広がります。
また、専業主婦希望が増えている理由の一つとして、育児と仕事を両立できないイメージが大きいのではないでしょうか。
これについては、仕事と仕事以外の暮らしは相乗効果によってより輝くことを子どもの頃から教育する必要があると思います。働くことは人生の一部だと知ってもらえば、専業主婦か働くかという二者択一ではなくなると思います。
金城さん
育児を経験した女性はすごくパワーを持っていますよね。
育児は人材育成においても生きてきますし、私も育児と同じ感覚で会社を育てていきたいと考えています。
諌山
近年、管理職にはなりたくないという女性の話をよく聞きます。
寺田さん
もったいないですよね。管理者としてマネジメントする立場になれば、見える風景が変わります。女性も持てる能力を生かして、生き甲斐を感じる働き方を目指して欲しいですね。
諌山
ワークライフバランスを上手に取って出産や育児をした経験は、将来の管理職として働くことになっても、マネジメントや育成が自然にできるでしょうね。それだけの経験をしていますしね。

心のゆとりがウーマンソリューションを促進する!

諌山
私は、女性が持つキャリアパワーや女性らしさが持つ力を変革や成長に生かすことをウーマンソリューションと呼んでいるのですが、最後にお二人から企業におけるウーマンソリューションについて、ひと言ずついただけますか。
金城さん
女性らしさは女性にしか出せません。
例えば、思いやりの気持ちや声かけといった気配りなど、女性ならではの部分を強みとすれば良いと思います。そんな女性らしさを発揮できる職場づくりを実現するには、企業や働く人に『心のゆとり』が必要なんです。
企業トップの役割は、この『ゆとりづくり』の部分でしょうね。
寺田さん
確かに女性と男性それぞれの個性はあるでしょう。
でもその先にあるのは『ダイバーシティ』という多様性だと思います。
私は多様性こそが力だと思っていて、女性と男性の両方を等しく生かす発想が必要だと思います。女性が男性より優れているとか、女性を優遇することが目指すべき理想ではないはず。
すべての世の中の力を会社のため、社会のために生かす、そのために男性と女性を等しく生かすことこそが目指すべき理想のはずですよね。
ただ、その過渡期にある現在の日本においては、ウーマンソリューションという考え方は大切な視点です。最終的に男女が等しく活用される日本になり、ウーマンソリューションという言葉が消えていく……それが目指すべき理想だと思います。
諌山
なるほど。長時間にわたりお話しいただきありがとうございました!

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